社会保険・年金

年金支給額シミュレーション|国民年金・厚生年金の試算のしかたは?

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年金受給額がいくらになるの?
事前にシミュレーションして受給額の見込みを試算して予測される年金の額を把握しておくと、将来の生活が想像しやすいでしょう。

国民年金のシュミレーション方法

年金の計算方法ですが、国民年金の場合、満額で受け取れる年金額を基準として計算します。

国民年金を満額受け取ろうと考えたら、二十歳から六十歳までの40年間、月数に直すと480月加入していないと満額になりません。

自分が加入していた国民年金の期間を480月で割った数字を、国民年金満額の金額に掛けてあげると、おおよその国民年金の見込額が出ます。

ただし、国民年金の保険料には免除制度があり、この免除の期間があると、計算式は難しくなります。

それでも、自分でシミュレーションして受け取れるおおよその年金額を知っておけば、将来に備えることができるでしょう。

厚生年金のシュミレーション方法

また、老齢厚生年金の年金額ですが、こちらはさらに複雑な計算式となります。理由としては、払っている厚生年金の保険料に個々人でのばらつきが生じるからです。

国民年金の保険料は全ての人が一定額を支払うことになりますが、厚生年金の場合は企業が報告をする標準報酬月額、そして賞与によって保険料に違いがあります。

保険料に違いがあるということは、将来受け取る年金にも違いがあるということです。

さらに、標準報酬月額は何十年も一定して同じということはありません。標準報酬月額は、受け取る給与に近い金額になると考えて良いおですが、給与が一生涯変わらずに一定の人なんてほとんどいないでしょう。

20代の頃は月額の給与が低くても、30代になったらそれなりの給与額になり、さらに40代、50代となったら昇給や会社の役員になるなど高報酬を受け取るようになったという方も出てきます。

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厚生年金早見表でも把握しづらい


インターネットで探すと「厚生年金の受給額早見表」なども検索できます。

平均給与額と加入期間で厚生年金(老齢厚生年金)の目安が一覧になていますが、早見表だけで自分の年金額を把握するのはなかなか難しいでしょう。

給与平均額をどう見るかにもよりますし、その他諸々の要素が関わってくるからです。自分の年金額を計算するのは、なかなか難しいものですね。

日本年金機構のシュミレーション

日本年金機構のホームページを活用すると簡単に見込み額を試算できますから、利用してみるのも良いでしょう。

■年金見込額試算 | 日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/n_net/n_net/estimatedamount.html

年金を満額受け取るために

また、なるべく満額に近づける方法を活用し、満額に近づけることもできます。

60歳までに480月を満たしていない場合、任意加入して480月に近づけることができます。480月に近づけばそれだけ満額の年金額に近づくことになります。ぜひやっておくべき年金の施策だと思います。

また、免除申請をして免除をしてもらった期間を追納することでも、年金を増やすことができます。

ただし、追納できる期限には限りがあるため、追納を考えているのなら早めに年金事務所へ出かけて手続きを取るようにしましょう。

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