グラウンドゴルフのやり方は?
元気なおじいちゃん・おばばちゃんたちに大人気のスポーツが「グラウンドゴルフ(グランドゴルフ)」です。ゴルフを簡単にした競技で、誰でも気軽に始められ、体を動かすのに丁度良い運動になります。
これからグラウンドゴルフを始めたい方、興味のある方へグランドゴルフの競技やルールやについて、分かりやすく解説していきます。
グラウンドゴルフとは?
グラウンドゴルフとは、高齢者向けに考案されたボールをクラブで打つスポーツで、日本が発祥です。基本的には8ホールで30分程度で競技が行われます。
必要な道具は専用のクラブとボールを用意、スタートマットにボールをセットしてゴルフのホールに相当するホールポストを目掛けてボールを打ち、打数を競うゲームです。
グランドゴルフのルール
グランドゴルフの公式ルールは、「日本グラウンド・ゴルフ協会」が定めていますが、とても簡単な内容です。エチケットに関する項目(第1章)とゲームに関する項目(第2章)で16条からなります。
- 《第1章》エチケット
- 《第2章》ゲームに関するルール
- 第4条:ゲーム
- 第5条:用具
- 第6条:ゲーム中の打球練習
- 第7条:援助
- 第8条:ボールはあるがままの状態でプレー
- 第9条:ボールの打ち方
- 第10条:紛失ボールとアウトボール
- 第11条:プレーの妨げになるボール
- 第12条:他のプレーヤーのボールに当たったとき
- 第13条:止まったボールが風によって動いたとき
- 第14条:第1打がホールポストに入ったとき
- 第15条:ゲーム中の判定
- 第16条:標準コース
「グラウンド・ゴルフのルール」日本グラウンド・ゴルフ協会ホームページより
http://www.groundgolf.or.jp/about/tabid/79/Default.aspx
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3分くらいで理解できる内容ですが、とても大事なことが書いてあります。
グランドゴルフをプレーする前には、必ずルールを確認しておきましょう。
正式なルールは、「日本グランド・ゴルフ協会」のホームページに記載してある内容が正式な規則とされています。
公式ルールブックがあります
グラウンドゴルフの公式なルールは、ホームページのほか書籍にもなっています。日本グラウンド・ゴルフ協会発刊の「グランド・ゴルフ ルールブック(2015)」という書籍が販売されています。
正式なルール等について図解入りで詳しく説明されている本です。実際のプレー中にも携帯して確認できますので、1冊持っていると便利ですね。
グラウンドゴルフの用具を揃えよう
これからグラウンドゴルフを始める初心者の方は、最低限の用具が必要です。
それば、「クラブ・ボール・スコアカード」
これだけを用意すればすぐにプレイは始められます。付属品としてボールを入れるケースやクラブケースがあれグランドでの持ち運びも楽ラクです。
スポーツメーカーよりグラウンドゴルフの入門セットとしてクラブ・ボールなどがセットで販売されています。どんな道具を選べばいいかわからない方は初心者向けのセットをご用意下さい。
グランドゴルフの打ち方を覚えよう
グランドゴルフは基本をマスターすることが大切です。まずは正しいボールの打ち方を身に付けましょう。
1)グリップの握り方
クラブの握り方は、「オーバーラッピング型」というグリップが基本です。オーバーラッピング型だと自然なフォームを作りやすく、リラックスした状態でボールが打ちやすくなります。クラブのヘッドを利用して、強く正確な打球が打てますのでこのグリップを習得しましょう。
2)スタンス(足幅)のとりかた
構えた時の足の位置や幅をスタンスといいます。基本は肩幅よりちょっと広いくらいが望ましいです。広すぎるとバランスが悪くうまく腰を回転できません。逆に、狭すぎると力が入りずらく、真っ直ぐに打てなくなります。肩幅よりやや広くスタンスを取り、頭の真下にボールを置く姿勢が理想的なスタンスです。
3)スイング:スイングを3つの動作に分けて説明します。
- バックスイング⇒下半身は動かさず、上半身を自然と後ろにひねるようにスティックを振り上げます。ボールと狙うポストを結ぶ線をイメージして延長線上に軌道を描くようにします。
- フォワードスイング⇒バックスイングからボールに当てるまで、目を離さず正確に振り下ろす。バックスイングと同じ軌道を意識すると真っ直ぐい振れます。
- フォロースイング⇒ボールに当たった後は、スティックのヘッドがホールポストに向かうように振り抜きます。
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プレーの流れを覚えよう
これからグラウンドゴルフを始める方や練習中の方は、本番のゲームでどのような流れになるか知っておくとよいでしょう。
こちらでは、グラウンドゴルフのプレーの流れを解説した動画が、Youtube(ユーチューブ)にありましたのでご紹介します。
・グラウンドゴルフプレー動画1(解説付き)
グラウンドゴルフプレー動画2(解説付き)
標準コースでの2人プレーの様子をユーチューブの動画で見られます。スコアの付け方(集計方法)や打順の説明、ルール解説もあるので、初心者の方にちょうどよい内容になっています。
グラウンドゴルフのスコア・点数の付け方
グラウンドゴルフの打数(スコア)は、専用のスコアカードに記入していきます。
スコアカードの用紙はこちらのグラウンドゴルフ協会のページでダウンロードできます(無料)。
⇒http://www.groundgolf.or.jp/download/tabid/171/Default.aspx
簡単にスコアカードの書き方を説明していきます。
まず、氏名の欄にプレイする人の名前を打順にそって書き、自分が回るコースの順番にホールポストの番号を書きます。
打数の欄はホールごとの打数、累計欄はこれまでの合計打数を足していきます。ホールインワンの場合、打数欄に1を丸で囲んで記載します。累計欄には1をプラスした数を記入、合計欄にはホールインワン1回につき3を引いた数を記入します。
尚、数字の記載には算用数字と正の字で記載する2通りあります。また、スコアカードは個人で付けるものと、リーダー等がその組をまとめて付けるものがあります。このあたりは地域(協会の支部)によって違いもあるようです。
例えば、プレーヤー個人のカードを、前の打順の人につけてもらう方法。打順が3番目の場合は2番目の人につけてもらう、などです。
グランドゴルフの上達法・練習方法
グランドゴルフの上達法ですが、やはり練習あるのみ。スティックで正確にスイングができるかどうか、毎日チェックしましょう。天候などで練習場にいかれない日は、家の中で練習することもできます。
ゴルフのパッティング練習で使うマットを用意すれば、室内で実際のボールを打つ練習もできますよ。
グランドゴルフ 練習の動画
こちらの動画の方も、パター練習の用具で実践しています。
グラウンドだけでなく、家でもコツコツ練習を重ねることが、上達の秘訣のようですね。
グラウンドゴルフの練習方法、上達法は?
グラウンドゴルフ上達のコツは実践が一番ですが、家の中でも練習することができます。
家でもできる簡単にできるグラウンドゴルフ練習方法を動画で紹介していましたので参考にしてみてください。
- グラウンドゴルフ練習方法 家でもできる1
- グラウンドゴルフ練習方法 家でもできる2
工夫次第で、いろいろな練習方法があるのだな!と思いました。
【日本グラウンドゴルフゴルフ協会とは?】
日本におけるグラウンドゴルフの統括団体で、正式名称を「公益社団法人 日本グラウンド・ゴルフ協会」 (JGGA)といいます。
(日本グラウンド・ゴルフ協会ホームページ)
初めての方のために、グラウンド・ゴルフの始め方やルール・規則、コースや道具の紹介をしています。ルールの簡単な資料やスコアカードは無料でダウンロードも可能です。
また、協会の認定コース検索、公式ルールブック(書籍)の購入や、認定道具の取扱い企業なども説明されています。協会が主催する全国大会の予定なども確認できます。
日本グラウンド・ゴルフ協会への加入や申し込みは、各都道府県に支部がありますので、そちらのお問い合わせください。各都道府県の協会も、ホームページに所在地・連絡先などの一覧が掲載されています。
《各都道府県の協会一覧》
http://www.groundgolf.or.jp/local_association/tabid/109/Default.aspx
グラウンド・ゴルフ協会の認定コース
日本グラウンド・ゴルフ協会の認定コースは、全国に270ヶ所ほどあります(2017年7月現在)。協会の公式ページから、お住いの県のコースを探せます。
⇒http://www.groundgolf.or.jp/course/tabid/57/Default.aspx
上記の認定コース以外だと、地域の公園などにグランドゴルフ場があったり、休日の小学校校庭などで開催している地域もあるようでうす。詳しくは、各県のグランドゴルフ協会へお問い合わせください。
グラウンドゴフルとパークゴルフの違いは?
グランドゴルフにとてもよく似た競技で「パークゴルフ」というスポートをご存知でしょうか?
見た目はグランドゴルフとほとんど一緒なのですが、コース設定(長さや数)や参加人図、ルールも違っている別のスポーツになります。
グラウンドゴルフは競技自体も簡単で楽しいですが、同世代の仲間と一緒に運動できるのもな魅力です。地域のグランドゴルフ場に出掛けて、あなたもグラウンドゴルフを始めてみませんか?
グラウンドゴルフに似たスポーツも人気が高まっている!
グラウンドゴルフの他にも、「○○ゴルフ」と名が付くゴルフに類似したスポーツがいくつかあります。例えば、「パターゴルフ」や「パークゴルフ」といった競技です。
パターゴルフは、通常のゴルフのパッティング部分のみをパターを使ってプレイするもの、パークゴルフは、1ホール100M程度で道具も異なりますが、公園で楽しめるゴルフとして親しまれています。
また、グラウンドゴルフは主に高齢者向けに生まれたゴルフ風のレジャーですし、その他にもマレットゴルフやゲートボールなどもあります。いずれの競技も正式なゴルフほど敷居が高くなく、誰でも気軽に取り組めるレジャースポーツとして人気が高まっています。