初詣の時間、何時に参拝するのが作法?
初詣に行く時間帯は、作法やマナーの点からいうと何時が良いか?
初詣のお参りに行く時間帯はいつが良いとされる作法でしょうか。
例えば、元日の0時前から初詣へ行かれる方もいらっしゃれば、元日の夜が明けて朝や、もしくは元日の午前中に行かれる方もいらっしゃいます。
また、朝はゆっくりと過ごして、おせち料理やお雑煮を食べて、年賀状を見て、その後段落ついてからゆっくりと、午後から行かれる方もいらっしゃる方もいれば、夕方に参拝される方もいらっしゃると思います。
よく目にするのが大晦日の夜のテレビ中継です。
例えば、大晦日の年明け前に除夜の鐘をついたり、神社や寺院の前に並び、元日となった時間から一斉に参拝される方も多く見受けられます。
このように全国のいたるところで、大晦日から元日になる時のテレビ中継がされていますが、このことから多くの方は、大晦日から元日にかけて参拝をされていることが普通ではないかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年越しの二年参りは人気
さらに、大晦日の夜から元日にかけては、年が変わる時でもあります。
この年が変わることによって、「二年参り」ができるとされています。さらに、二年参りをすることによって功徳を積めるともされています。
従いまして、元日の0時前からお参りすることがマナーや作法としては良いとされていると勘違いしやすいのですが、実際は決してそういうことではありません。
初詣の時間によってはマナー違反になる?
基本的には、初詣に行く時間は特に何時に行ってもマナーとしては問題ないとされています。
古くからの習わしの1つとして言われているのは、神様と一緒に初詣へ行くことです。
大晦日の日は年越しソバを食べ、歳神様の訪れを家で待ち、元日にその歳神様と一緒にお雑煮を食べた後に、初詣にお参りすることが古くからの習わしでした。
現在の大晦日から元日かけて、お参りに行くのは最近の傾向と言えます。
従いまして、初詣に行く時間帯についてはどの時間でも良いとされていますので、寝坊したからと行ってご利益がないというわけでありませんのでご安心ください。
初詣の時間帯、混雑を考えるといつがいい?
有名な神社・お寺は混雑します。交通の渋滞や待ち時間を考えると、何時ころいくのがおすすめでしょうか?
例えば、初詣の中継でよく取り上げられる東京の明治神宮や浅草寺、大阪の住吉大社や京都の平安神宮や清水寺、有名な初詣のスポットですが、大晦日から元日にかけては大変な混雑となります。もちろん、駐車場も満車で車での参拝は極力避けるべきです。
もし、有名な神社、お寺での初詣の際には、まずは公共の交通機関を利用することをお勧めします。
例えば、東京では普段は深夜に電車が運行されていないのですが、大晦日から元日にかけては一部のJR線や地下鉄、私鉄において終夜運転をすることがあります。
終夜運転といっても、決して電車の本数が多いというわけではありませんし、電車の待ち時間も普段よりも多くかかりますが、便利です。
ただ、もし混雑を避けてのお参りをするようであれば、電車が正常に動き出した時間である5時~6時ごろから朝の9時までの時間帯がおすすめ。早朝は元日の夜半からお参りした方などが帰宅したり、自宅で朝食を食べられている方などがいらっしゃり、混雑度も少し低くなります。
また、お昼(12時)前後の時間帯も参拝客減る傾向があります。みなさんお昼ご飯(ランチ)に出掛けるからと思われますが、正午前後の時間も狙い目といえます。
初詣にデートで神社へ行くなら、何時がいい?
では、彼女(彼氏)とデートで初詣に行く予定だとしたら?
デートという点からすると、ベストな時間帯はいつでしょうか。
デートという観点で、彼氏または彼女と一緒に初詣に行くのであれば、大晦日から元日にかけてのお参りがベストではないでしょうか。
年越しを初詣で迎えることで「二年参り」にあやかり、二年越し愛も彼氏、彼女と育むことができます。
普段と違って、夜から神社や寺院へ行く経験はなかなか味わえないものです。年越しの宵は神社や寺院の参道にたくさんの出店が立ち並び、独特な雰囲気を味わえます。
また、年明けと同時に振る舞い酒やお餅・甘酒などの無料配布といったイベントも体験できます。出向く神社で事前にこれらのイベント情報も集めておくと、デートの際には役立ちますよ。