最近は「多肉女子」という言葉が生まれるほど多肉植物好きの女子が増えています。
でも多肉植物と聞いて何を思い浮かべますか?サボテン?アロエ?なんとなくイメージとしてつきやすい形ですが、個々の植物の名前はあまり知られていません。
そもそも多肉植物とはどのような植物のことなのか見ていきましょう。
多肉植物とは?どんな植物なの?
多肉植物の一番の特徴は、肉厚の葉。バラなど一般的な植物の葉は薄いものですが、多肉植物は厚みがあります。
この厚みの中に、たっぷりの水分が含まれており、表面は水の蒸発を防ぐ働きをもっています。
多くの種類が乾燥地帯に生息するために、このような形になったと考えられています。では、今度はどのような種類があるのか、見ていきましょう。
最近注目が集まっている「多肉植物」。実はこんなに種類がイッパイあるんです!
肉植物の種類、人気トップ3
単刀直入に言うと多肉植物の種類は1万種以上もあり、数えきれないほどです。交配種なども含めると更に増えていきます。
多肉植物は手のひらサイズから大きなものまで大きさも幅広く、値段もピンキリ。初心者向けのものが多いので、手軽に楽しむことができるが魅力的です。
そんな数えきれないほど多種多様に揃った多肉植物の中でも人気のある3品種をご紹介していきます。
アロエ
昔は薬草として活用されており、多くの家庭がもっていたほど人気のある植物です。多肉植物の中でも一番有名かも知れませんね。現在は、衛生面から薬草としての使用に疑問を持つ方もいますが、今でもその人気は衰えていません。
アロエといっても、その種類は500以上。一般的に良く知られており人気のものが、キダチアロエやアロエベラ。食用や薬用、観賞用と様々な用途で使われています。キダチアロエは細く長い葉。アロエベラは肉厚で太く、中身がたっぷりなので、こちらの方が食用に向いています。
アロエベラは皮をむいて、ゼリー状の中身を食べるのですが、灰汁が多いため、灰汁抜き作業が必要です。熱湯で2分ほど茹でザルで水切りし、後は自由に食べてみましょう。
セダム
プリッとした形で可愛い葉がたくさんついたセダム。セダムといっても種類は500以上。ブドウのように葉がついたものや下に垂れたものなど、それぞれ色々な形をしています。
色もさまざまで白、オレンジ、ピンク、黄色など。種類が多いので、きっとお気に入りがみつかると思います。
中でもグリーンネックレスは、人気種の一つ。名前の通り葉がネックレスのようにつながっており、垂らして楽しむもの。寒さに弱いので、冬は室内で育てると良いでしょう。
オーロラは、まるでブドウ。ぷりっとふくれた形がとても可愛いと人気の品種です。
エケベリア
最後にご紹介するのがエケベリア。まるでバラの花のような形状で、植物にして華やかさも持ち合わせています。このエケベリアも100種以上あり、基本的には花の形ですが、大きさや形に違いがあります。
華やかさを求めるならカンテがおすすめです。カンテが少し丸みを帯びたような優しい雰囲気をもつローラなどが人気です。
エケベリアは乾燥地帯に多く生えていますが、直射日光は苦手。夏場の高温期間はカーテンをするなど注意が必要です。
多肉植物の種類で育て方が簡単なのは?
多肉植物は乾燥地帯出身なので、湿気は苦手。雨にあたらない場所に置きましょう。
風通しが良く、日当たりの良い場所を好みます。水やりもほとんどいりません。でも日光が好きといっても、直射日光は苦手なので、その点は注意が必要です。
葉が黄色くなり、根腐れを起こす原因は、水のやりすぎと日照不足や風通しの悪さが考えられます。逆に水を全くやらなければ、乾燥して枯れてしまうので適度な水やりは必要です。では適度な水やりについて、ご説明します。
多肉植物は葉にたっぷりと水分を含ませながら生きる植物なので、土が乾いていても水をあげてはいけません。葉を触り、ハリがあれば水分のある証拠。もし触ってみてハリが無くなれば水分補給のサインなので、ここで水やりをしてあげてください。水は葉にかからないように土だけにあげましょう。
多肉植物の育て方
比較的簡単に育てる事ができる多肉植物ですが、その中でもグリーンネックレスはおすすめ。一株だけで可愛く演出することができるので、便利な品種です。乾燥にとても強い品種であり、水やりも少ないので初心者には扱いやすい品種植物です。
おぼろづきもおすすめです。花のように葉が開き、寄せ植えなどにも好まれる品種です。寄せ植えとしても良いのですが、おぼろづきだけを何株かまとめて鉢にいれるのも賑やかで洒落た雰囲気に仕上がりますよ。
成長期に日にあてると、ぐんぐん成長します。成長するのは良いのですが可愛らしさがなくなってしまうので、ほどよく成長させるため、カーテン越しがお勧めです。
まとめ
いかがでしたか?多肉植物は他の植物に比べるととても簡単なので初心者にはおすすめの植物です。
水をやりすぎないことと適度に日にあてること。大きく、このポイントを押さえていれば大丈夫。慣れてきたら寄せ植えに挑戦して、オリジナリティあふれる作品を作ってみてくださいね。